安城学園高校では、2017年から続く「福島ひまわり里親プロジェクト」の新たな展開として、活動で集まったひまわりの種から「ひまわりオイルキャンドル」を制作しました。東日本大震災から15年、そして能登半島地震からの復興を願って――。生徒たちはこの活動が自分たちが関わり、世代や地域を越え、「いのち」や「思い」をつなぐ活動であることを再確認するとともに、集めたひまわりの種が形を変えて誰かの希望になることの意義を改めて深く学びました。
■ 「Forget-me-not(私を忘れないで)」に込めた想い
キャンドルのラベルデザインは生徒が担当し、「Forget-me-not」という名称と「2011.3.11」「2024.1.1」という2つの日付を表示。これは、福島と能登という2つの被災地を「ひまわり」を通じて繋ぎ、震災の記憶を風化させないという生徒たちの強い決意を象徴しています。「Forget-me-not」はかつての学園同窓会の名称の「勿忘草会」にもつながっています。
■ 地域と被災地をつなぐ共同制作
キャンドルの制作にあたっては、生徒・地域が育てたひまわりの種を、「株式会社ランド」(安城市箕輪町)にご協力いただき、搾油。宮城県の「気仙沼ともしびプロジェクトキャンドル工房」(代表:杉浦恵一氏)にてキャンドルへと加工しました。地域企業の支えと、被災地で生まれた活動の力がひとつになり、「遠く離れていてもできること」「離れた場所に思いをはせること」を形にしました。
■ 学内イベント「ともしびプロジェクト」でお披露目
3月5日、学内にて震災学習の成果を共有する「ともしびプロジェクト」を開催しました。 セレモニーでは、弦楽部と福島ひまわり里親プロジェクトに取り組むひまわり娘がそれぞれの活動報告をし、気仙沼の杉浦氏や福島の里見氏とリモートで繋ぎ、現地の方からの感想や想いに直接触れる貴重な機会となりました。また、系列校の愛知学泉大学こどもの生活学科に進学した神谷さんから、「あそbousai」の取り組みについての発表もありました。神谷さんは同校の卒業生で、在学中は福島ひまわり里親プロジェクトに携わり、現在も東北や能登のボランティアなど、精力的に活動しています。震災が発生した午後2時46分にはキャンドルに火を灯して黙とう。完成したばかりのひまわりオイルキャンドルにも火がともされました。
■ 「ひまわり甲子園」全国大会への出場
本プロジェクトの集大成として、3月14日に石川県七尾市で開催される「第12回 ひまわり甲子園 全国大会」に出場します。例年福島県で行われるこのイベント、石川県での今回のテーマは「お互いさま」です。本校の生徒たちは、福島での活動報告とともに、完成した「Forget-me-not」キャンドルを携えて参加予定。防災グッズとして、かつ震災を風化させないために制作したキャンドルを参加者に配布します。また、現地でもともしびプロジェクト「キャンドルナイト」を実施予定。福島から受け取った「恩送り」のバトンを、今度は石川県へと繋ぐべく、全国から集まった仲間たちと交流したいと考えています。
今後も福島ひまわり里親プロジェクトの活動をとおして、「遠く離れていてもできること」「離れた場所に思いをはせること」をテーマに、誰かを思う優しさや、当たり前の日常を大切にする心を次の世代へと受け継いでいきます。そして、震災の記憶と希望の灯をさらに広げていく予定です。
📢キャンドル制作に取り組む様子をケーブルテレビのKATCHさんに取材いただきました!3月11日(水)21:00~「東日本大震災 15 年 『あの日、そして未来へ』」放送予定です。ぜひご覧ください!
【関連リンク】
*福島ひまわり里親プロジェクト(安城学園高校の活動)
*ともしびプロジェクト 公式サイト
*ひまわり甲子園 全国大会 2026(noteチームふくしま)














