学習モデル「智・徳・体・感・行」に基づいた「自学・共学システム」の開発

本学園は、明治45年の創設以来『誰でも無限の可能性を 持っている。一人ひとりの潜在能力を可能性の限界まで開発するのが教育である』という創立者の教育信条に基づいて教育を展開してまいりました。
しかし、社会そのものがこの間大きく変容しました。近年では変化のスピードが速いだけでなく変化の方向も予測し難い時代に突入しています。
これまでの社会では「人間と人間との共生」及び「人間と自然との共生」を主たるテーマとしてきましたが、これからの社会では「人間とAIとの共生」というテーマも新しく加わり、私たちの社会のあり方・仕事のあり方・教育のあり方・学校のあり方等々社会生活の基盤そのものが大きく変わっていくと思います。
このような社会において「生きる意志と生きる力と生きる歓びに満ち溢れた人生」を送るためには、社会の変化に適応する能力だけでなく社会に変化を引き起こす能力が必要です。そのためには、教科横断型学力・分野横断型学力といった汎用的能力の育成が不可欠です。本学園が、建学の精神、pisa型学力、社会人基礎力の育成に注目してきた所以です。
そこで、寄附行為を刷新し、本法人の目的を「創立者が目指した経済的・政治的・文化的に自律できる社会人を育成することによって、地域と国際社会に貢献することである」としました。さらに、学習モデルを従来の「知・徳・体」から「智・徳・体・感・行」に刷新し、自ら学ぶ能力・共に学ぶ能力を鍛え上げることを本法人の教育方針にしました。
今後は、この学習モデル「智・徳・体・感・行」に基づいて、智性・徳性・身体・感性・行動をバランス良く鍛えあげる「自学・共学システム」(「学びの泉」) の開発・実践を以下の4 つの事業において展開することによって、地域と国際社会に貢献していきます。
- 学生・生徒・園児の潜在能力を可能性の限界まで開発する事業
- 職員の潜在能力を可能性の限界まで開発する事業
- 地域の人々の潜在能力を可能性の限界まで開発する事業
- AI の潜在能力を可能性の限界まで開発する事業