学校法人安城学園では、今後発生しうる大規模災害への備えを強化するため、学園全体で取り組む「学園防災アップデート」を推進しています。この取り組みの一環として、2026年3月27日(金)から3月29日(日)にかけて、第3弾となる学園防災研修ツアーを東北地方で実施し、本学園の教職員17名、地域の防災関係者3名、および学生1名が参加しました。

 

 今回の研修は、第1弾でも訪れた東北の地を再び訪ね、震災遺構の見学や現地の教育・保育施設での分科会、そして震災講話を通じて、大規模災害時における学校の役割と責任を深く学びました。
 特に今回は、具体的な事例や教訓に触れるだけでなく、AIを活用した学園防災機能の向上や、地域との連携方法について検討を行う実践的な研修となりました。研修中、参加者は寺部曉理事長の掲げる「私たちの仕事はまちづくり」という理念を再確認し、平時からの地域との連携を通じた「事前復興まちづくり」の重要性を共有しました。全体ワークショップでは、安城学園版防災BCP(業務継続計画)として、「発災時の初動」「対策本部の設置」「避難所の開設」「教育活動の再開」という4つのフェーズに基づき、学生・生徒・園児の命と学修環境を守るための具体的なアクションプランを検討しました。

 

■ 訪問先、お話いただいた方 ■
仙台市荒浜小学校
中野栄あしぐろこども園:佐藤由美子園長、武田めぐみ主幹
石巻西高等学校(於:KIBOTCHA):元校長 齋藤幸男氏
日和山幼稚園(於:MEET門脇):遺族代表 佐藤美香氏
石巻市震災遺構 門脇小学校:石巻市危機管理部 高橋広子氏
石巻市震災遺構 大川小学校:小さな命の意味を考える会代表 佐藤敏郎氏
マリンパル保育園:小野寺ひとみ係長
気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館:元気仙沼市危機管理監 佐藤健一氏
けせんぬまおひさま保育園:里美栄美理事長
南三陸町防災対策庁舎:南三陸町議 伊藤俊氏
石巻専修大学:尾形孝輔事務課長、尾崎由明事務部次長
社会福祉法人円周福祉会:石堂美恵子理事長
南三陸町総合スポーツ・宿泊施設 平成の森:気仙沼おとひめ会代表 吉田千春氏
ほか

 

 

 本研修で得られた「公助を過信せず、自助・共助を高める」という教訓と、AIなどの最新知見を活かし、今後は各設置校での防災マニュアルのアップデートや地域連携の強化を加速させていきます。学生・生徒・園児にとって「学校が、子どもの命の最後の場所になってはならない」という誓いを胸に、地域に必要とされる安全・安心な学園づくりを邁進してまいります。