愛知学泉大学こどもの生活学科の学生たちが、「あそBousai(あそぼうさい)」というプロジェクトを立ち上げ、子どもたちに防災の大切さを伝える学生主体の活動を展開しています。

■ 活動の原点
 この取り組みの原点は、学生たちが参加した能登半島地震の被災地ボランティアの活動にあります。現地で実際に被災状況を目の当たりにし、被災者の方々と交流する中で、「防災の意識を一時的なものにせず、日常の中で高めていく必要がある」と強く感じたことがきっかけとなりました。
 メンバーの中には、現地に6回も足を運び、厳しい寒さやインフラの途絶といった過酷な環境を経験した学生もいます。その経験から、将来保育士や幼稚園教諭、小学校教諭を目指す自分たちだからこそできる支援の形として、「遊び」を通して防災を学ぶプロジェクト「あそBousai」が誕生しました。

■ 制作から実践へ
 「あそBousai」の第一弾として取り組んだのは、手作りの防災絵本です。(詳しくはこちらの記事をご覧ください。)
 今年度は絵本発行に向け、愛知学泉短期大学附属幼稚園の先生方にご意見をいただき、子どもたちにより伝わりやすい言葉や絵へと改良。当初予定していたクラウドファンディングは実現しませんでしたが、少部数で絵本を発行することができました。(今後、増刷の予定)
読み聞かせの実践: 12月には長瀬冬まつりで読み聞かせを実施。続く1月の附属幼稚園での読み聞かせでは、「うさぎさんだけ家が離れていたのかな」「おばあちゃんは買い物に行っていたからはぐれちゃったんだね」と、物語を深く咀嚼して受け止めるなど、確かな手応えを得ることができました。
被災地への報告: 12月の能登半島ボランティアでは、絵本の完成を現地の方々に報告しました。2年近く継続して現地へ通い、信頼関係を築いてきた住民の方々に喜んでいただけたことは、学生たちにとって大きな励みとなりました。

「学びの泉グランプリ」での発表
見事、最優秀賞2連覇
「長瀬冬まつり」の読み聞かせ
短大幼稚園での読み聞かせ
「あそBousai」エプロンで活動中

リーダーの神谷さんは、「自分たちが0から1を作り上げたこの活動を、形としてしっかり残したい」と語ります。制作した絵本が地域の図書館に置かれたり、将来自分たちが立つ保育や教育の現場で活用されたりすることで、日常の中から子どもたちの命を守る「防災の輪」を広げ続けていくことを目指しています。

【活動概要】
• 団体名: あそBousai(あそぼうさい)
• メンバー: こどもの生活学科 3年生を中心とした有志7名
• 主な活動: 防災絵本『ぽかぽかべんとう』、活動報告冊子、パンフレット制作 など

★この取り組みは「学びの泉グランプリ」で最優秀賞を受賞しました!

★こどもの生活学科のInstagramTikTokでも紹介中!ぜひご覧ください!

中日新聞(2026年1月6日)にも掲載いただきました。