12月24日(水)、法人本部にて「能登半島地震ボランティア第8弾 in 珠州」の活動報告会が開催されました。本報告会では、12月19日から21日にかけて石川県珠州市で活動した安城学園高等学校岡崎城西高等学校愛知学泉大学の生徒・学生代表が、現地での体験や学びを理事長、校長、学部長、学科長を前に発表しました。 この活動は学園全体で取り組む「命を学ぶプロジェクト」として実施。2024年(令和6年)1月の震災直後から活動を始め、今年度は6月の第4弾を皮切りに、今回の第8弾まで計5回の活動を行いました。被災地の郷土芸能復興支援という文化的意義と、学園の四大精神(真心・努力・奉仕・感謝)を実践する教育的意義を両立させた活動として展開しています。

今回の活動も、能登での活動拠点とさせていただいている珠州市三崎町寺家地区の須須(すず)神社を中心に行いました。正月を迎えるための参道の落ち葉拾いや石畳の清掃、神具の清掃などに心を込めて取り組んだほか、地元の特産品である椎茸の収穫体験や漁港の見学、宿泊場所での住民の方々との交流会を通じて、被災地の現状と人々の温かさに触れました。

• 安城学園高校 2年 大徳さん:須須神社の清掃活動等を通じ、学園の四大精神(真心・努力・奉仕・感謝)を体得したと報告しました。特に、現地で震災の爪痕を直接見たことで、これまで他人事だった震災を自分事として捉えるようになったと話し、今後は生徒会役員として、この貴重な経験を学校全体へ還元していく決意を述べました。
 • 岡崎城西高校 2年 斎藤さん:今回の活動を含め、計3回の参加を通じた知見を報告。寺家地区が震災関連死ゼロであった背景には、伝統の「キリコ祭り」で培われた普段からの住民同士の強い絆(防災力)があることに触れました。活動で得た知見を学校の「防災訓練アップデートプロジェクト」などに還元し、保護者や地域住民を巻き込んだ「防災」をテーマとした情報交換会(協議会)の開催についての考えを述べました。
 • 愛知学泉大学 3年 神谷さん:2024年3月から継続的に現地を訪れている神谷さんは、訪問の回数を重ね、地元の方々との信頼関係が深まっていることを実感。今回の訪問では、この活動がきっかけで制作した絵本「ぽかぽか弁当」を手渡すことができた喜びを報告しました。2年間の活動を経て、「本当の支援の入り口」に立ったという実感を語りました。

寺部理事長からは、この活動を一部の参加者だけのものにせず、学園全体の財産として広げていくことの重要性が語られました。今後は、ボランティアで得た知見を各校の防災マニュアルの見直しや学園祭での企画、さらには創立115周年(2027年)に向けたイベントへと繋げ、学園全体で「生きる力」を育む活動を継続していく予定です。