愛知学泉大学安城学園高校岡崎城西高校の学生、生徒、教員が8月上旬、『命を学ぶプロジェクト2023 学校防災アップデート』として、岩手県大船渡市、陸前高田市、宮城県気仙沼市を訪れました。系列の大学と高校2校が一堂に会し参加するのは今回が初めて。さらなる発展が期待できる非常に有意義な活動となりました。

今回、3校が参加させていただいた『大船渡盛町灯ろう七夕まつり』には安城学園高校が2011年度より参加。新型コロナウィルス感染症の影響でしばらく参加できませんでしたが、今年度より再び参加させていただくことができました。お祭り1日目(8月6日)は、愛知学泉大学の代表学生と安城学園高校のメンバーが水風船やくじ引きなどの縁日のお手伝い。地元の方や他大学の方と交流しながら活動することができました。夕方のオープニングセレモニーでは大学・高校の代表者が山車の上から餅まきをするなど、貴重な体験をさせていただきました。

そして2日目(8月7日)。愛知学泉大学の残りのグループと岡崎城西高校グループが合流。早めに盛町に行き、周辺を散策したり、大学生と高校生が一緒にお祭りの準備を始めました。その後、たびたびお世話になっている田茂山地区の山車引きに岡崎城西高校グループが参加。最初はぎこちなく参加していましたが、山車周辺に子どもがいるのは危ないから自分たちが山車と子どもたちの間に入るようにするなど、自ら考え、仲間と協力し参加することができました。愛知学泉大学グループは縁日を手伝い、最後まで残って片付けのお手伝いもさせていただきました。あたたかく迎えてくださった盛町のみなさま、ありがとうございました。

3日目(8月8日)は陸前高田市役所、髙田松原津波復興祈念公園気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館、4日目(8月9日)は南三陸さんさん商店街震災遺構大川小学校などを巡り、現地の方の話を聞いたり、被害の凄まじさを見ることによって防災・減災について考え、学ぶことができました。肌で感じたことも含め、この活動を振り返り、今後に活かしていってほしいと思います。

安城学園高校は3日目から離団し、気仙沼市の「co-ba kesennuma」のオーナー杉浦恵一氏を訪ね、貴重なお話を聞かせていただきました。安城学園高校とは杉浦氏が代表を務める「ともしびプロジェクト」の取り組みなどのご縁があります。東日本大震災直後から被災地へ関わり続け、宮城県気仙沼市に移住をされ、様々な活動をされている杉浦氏の話に生徒たちは勇気をもらったようでした。その後、福島県に向かい、福島ひまわり里親プロジェクト関係者の方々と懇談。翌日は浪江地区を見学し、原発災害の状況や現状について学びました。

昨年度、本学園は大船渡市、気仙沼市、陸前高田市と連携協定を締結しました。『命を学ぶプロジェクト』として、引き続き様々な形で東日本の方々との絆を深め、交流を続けていきたいと考えています。