学校法人安城学園
『教育にイノベーションを』−安城学園100年の歴史と展望−
第3章 拡張の道は広く - 変革の時代へ #5 (第133話)
公開日 2012/10/15
日中企業比較研究協定調印記者発表会 経営学部設立時においても、そのカリキュラムは、語学では英語を共通のベースとし、その上に英語、中国語またはインドネシア語の選択制にした。これは、清毅理事長の「環太平洋を重視、特にアジアが重要」との方針に基づいて推進されたものだった。その結果、経営学部の国際交流では、中国との関係がかなり大きな比重を占め、こうした方針から、中国との国際的な研究活動にも目を向けられた。
 平成3(1991)年、大学経営学部が中国国家経済体制改革委員会と共同して日中両国の企業経営の比較研究に関する協定に調印した。研究は同委員会経済体制・管理研究所と愛知学泉大学経営研究所で行われ、平成4年〜6年の3年間に及ぶ共同研究の成果として『中国の企業改革』『中国の企業経営』(税務経理協会刊)が刊行された。
 中国国家経済体制改革委員会とは、続いて平成7(1995)年、政府企業関係をテーマとした共同研究に関する協定に調印するなど、提携を進めた。
 国際交流は、もとより高校でも活発だ。
 安城学園高等学校においては、地元安城市・岡崎市の姉妹都市との高校生交換派遣で交換高校生が選ばれたほか、学校行事では韓国への修学旅行、オーストラリアへの海外研修旅行、語学研修ではカナダ、オーストラリア、イギリスへホームステイ、一方、アメリカやカナダ高校生の短期留学生の受け入れ。そして教科課程では語学教育(英語、中国語、スペイン語、ハングル語)の充実、社会科教育の一環として行われる「世界史セミナー」。クラブ活動では海外交流(吹奏楽部、インターアクトなど)がある。
 また、岡崎城西高等学校においても、姉妹校提携(オーストラリアで2校)や語学研修(オーストラリアへのホームステイ)、韓国東亜高校とのハンドボール海外交流試合などが行われた。
(つづく)
※ 文中敬称略
 
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