学校法人安城学園
『教育にイノベーションを』−安城学園100年の歴史と展望−
第1章 社会適応の人材育成 - 社会人基礎力を学生に #7 (第17話)
公開日 2012/05/23
学生が企画・運営したバルーンアート企画 コミュニティ政策学部の社会人基礎力育成も意欲的だった。
 安城の夏は七夕で燃える。「安城七夕まつり」は、地元では仙台七夕・湘南ひらつか七夕まつりに並び日本三大七夕祭りの一つとされている。安城駅周辺の商店街を中心に、毎年8月の第1週の週末に3日間行われ、今年も6、7、8日に開催が予定されている。期間中は100万人を超す人が訪れるとか。
 七夕の竹飾りは千本に及び、竹飾りのストリートは日本一長いという。短冊の数、願いごとに関するイベントの数も日本一と言われる。
 その平成21(2009)年の第56回の七夕まつりは、節目となる市制60周年に向けて新企画を加え、さらに盛り上げていこうと、願いごとにこだわった。
 中心市街地、安城更生病院が郊外に移転した跡地で前年までは「お祭り広場」という名称で使っていたメイン会場を、この年からは「願いごと広場」に改称。そこでは、すっかり恒例イベントとなった「願いごと短冊」「願いごとふうせん」の行事が催された。
 これらはすべて安城七夕まつりを「日本三大七夕まつり」から「日本一の七夕まつり」に進化させるという思いから生まれたものだった。
 「安城七夕といえば願いごと。願いごとに関することではどんなことでも日本一を目指す」という、祭りを運営する安城七夕まつり協賛会関係者自身の願いでもあった。
 そうしたなか、この第56回安城七夕まつりの運営等に、コミュニティ政策学部の学生を中心に延べ30人を超える学生が参加した。経済産業省の「社会人基礎力育成モデル事業」に採択された「日本三大七夕・安城七夕まつりの新しい発見」に取り組んだのだった。
 安城七夕まつり協賛会・安城青年会議所がパートナーとなった。
 学生たちは、まつりの名物イベントである「願いごとふうせん」の企画から運営まで参加。また、安城青年会議所の協力も得ながら、「ワクワクふうせんランド」と題したバルーンアートを楽しむイベントの企画・運営にも挑戦した。
(つづく)
※ 文中敬称略
 
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