学校法人安城学園
『教育にイノベーションを』−安城学園100年の歴史と展望−
第1章 社会適応の人材育成 - 教育におけるイノベーションとは #1 (第1話)
公開日 2012/05/01
「日本人はいつからチャレンジすることや改革することを好まなくなったのだろうか」

 政治・経済界で痛みを伴う改革を先送りしてきたことに、こんな言葉が向けられる。
 社会環境が変わり、経済環境が変わり、経営環境が変わり、仕事環境が変化している。現在はそのような時代である。
 少子高齢化は以前から話題になっている。一方、「若者の労働力が減る」という将来の事態に対して、準備している企業は少ない。
 ここにイノベーションが萌芽(ほうが)する原点の一つがあると言える。
 こうした問題提起は、こと経済に限ったことでなく、教育においてもなされるべきことだろう。
 “変化の時代”とされる21世紀の教育はどうあるべきか。
 既存の教育カリキュラムに、新たな価値の創造につながるものを見いだす…これが教育のイノベーションと言えよう。

「イノベーションとは意識的かつ組織的に変化を探すことである。それらの変化が提供する経済的、社会的イノベーションの機会を体系的に分析することである」(ドラッカー『イノベーションと企業家精神』)

 ドラッカーによれば、イノベーションとは「意識的、組織的に変化を探すこと」であるという。そして、イノベーションの本質とは、経営資源の使い方を変え、富の創出能力を増大させること―とする。
 この場合の“富”とは企業の場合の目標で、教育では“人材育成”の創出能力を指すことにでもなろうか。
 イノベーションは、すでにある知識を結合や組み合わせで得る新しい知識から生み出される。これを商品(教育カリキュラム)として、市場へ(教育環境)に投入していく。この成果は、“歴史を変える”可能性すら秘めている。
(つづく)
※ 文中敬称略
 
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