学校法人安城学園
『教育にイノベーションを』−安城学園100年の歴史と展望−
第4章 真の地域貢献めざし - 経営改革を今に #3 (第137話)
公開日 2012/10/19
安城学園高校吹奏楽部ハンガリー演奏旅行(平成 10年)―競争の厳しい時代である。教育の世界も例外ではない。社会のニーズに応えていかなければならない。しかし、私立学校であるので、曉は理事長職を担うに当たって、創立者寺部三蔵・だいから清毅前理事長へと引き継がれてきた教育信条・建学の理念・建学の精神を大切にして、温故知新の精神で教育を展開することにした。
―誰でも無限の可能性を持っている。一人一人の潜在能力を可能性の限界まで開発するのが教育である―。これが、創立者の教育信条である。言葉としても平易だし、内容としてもよく理解できる。しかし、これを実現することはいつの時代も難しいことである。特に、学生の学びに対する姿勢も10年前、20年前と現在では大きく違い、教育がますます難しくなってきている。だから、「教育にイノベーション」が必要なのである。今、幼稚園教育から大学教育まで、学校に一番求められているのは教える力と育てる力である。もう一度改めて、創立者の教育信条から教育を再構築する時期にきていると判断した。
 そこで、曉新理事長は学園の教育改革の方向性を示した新たな方針を掲げた。それは「縦の接続、横の連携」―。
 「縦の接続」とは、高校までの教育と大学・短期大学の教育の連続性を意識して教育を展開することであり、「横の連携」とは、教育の場を教室内にとどめず、これを「第1ステージ」とし、学校の中の教室以外の場を「第2ステージ」、学校の外の地域社会を「第3ステージ」、更には海外の国際社会を「第4ステージ」というように“4つのステージ”を設定し、安城学園教育の積極的な展開を図ることにした。
 教育をめぐる問題・課題は深遠で、その解決を図ることは遼遠である。だが、その刷新に挑(いど)もうという“イノベーション”が、清新の理事長によって平成8(1996)年に始まった。
(つづく)
※ 文中敬称略
 
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